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篤姫 完結編 (4) (NHK大河ドラマ・ストーリー)

[ ムック ]
篤姫 完結編 (4) (NHK大河ドラマ・ストーリー)

・宮尾 登美子 ・田渕 久美子
【日本放送出版協会】
発売日: 2008-10

参考価格: 998 円(税込)
販売価格: 998 円(税込)
 Amazonポイント:  pt
( 通常24時間以内に発送 )
中古価格: 525円〜
篤姫 完結編 (4) (NHK大河ドラマ・ストーリー)
宮尾 登美子
田渕 久美子
カスタマー平均評価:  5
「後編」のレビューでも書いていたのですが、大河ドラマ・ストーリー本の後編は前編と比べたら
だいたい薄く、内容もイマイチのように感じていました。
それがNHKに聞こえたのでしょうか、まさか…ね。
嬉しい完結編に出会えました。
私の大河の思い出は、先日亡くなった緒形拳さんの「太閤記」から始まっています。
うーん、大河は年によって私の中での当たり外れはあります。
史実との相違は別として、近年では「功名が辻」が良かった、それに負けないくらい「篤姫」!
良かったです。
おしまいのおしまいは、テレビで見てのお楽しみなのでしょうが、その一歩手前までガイドして
くれていて、この一年を「篤姫」と歩んだファンにはたまらない本だと思います。 今年の「篤姫」人気を物語っているようで、嬉しい一冊です
基本的な内容はドラマストーリー 前編とドラマストーリー後編を補完するもの。
後編では第42話までしかストーリー説明がなかったので、
本書は第43話から最終回の第50話までを、カラー写真付きで説明している。
幕末、無血開城から大奥の最後といった、もっとも盛り上がる終結部だ。

あらすじでは、実際の脚本をもとにしているので、
名場面のセリフはそのままあらすじに反映されている。
実際のドラマでは、行間を語る暇なくハイペースで進むため、
じっくりと篤姫の世界を読み解きたい人には前編・後編ともに必携だろう。

また、主演である宮崎あおいや
脚本担当の田渕久美子の単独インタビュー、
滝山役・稲森いずみと本寿院役・高畑淳子や
小松帯刀役・瑛太と宮崎あおいの対談インタビュー、
原作者・宮尾登美子や時代考証・大石学の論文など
130頁程度の書籍だが、内容が濃密に凝縮されている。

出演者の選ぶ名場面集では、
第1回「天命の子」から第50回「一本の道」までの名場面を網羅し、
出演者からのコメントが添えられている。
2008/9/27のクランクアップの日も
「密着ドキュメント」として記事になっている。

前編・後編と、この完結編があれば
篤姫の物語が完全網羅できる完全保存版となる。
ぜひ手にとって篤姫の世界を堪能してもらいたい。 クライマックスに向けた予習&永久保存版
「後編」に間に合っていなかった第43?50(最終)回のストーリーが場面のカラー写真入りで載っています。まっさらな状態でドラマを楽しみたい方は読まない方がよいでしょう。私は「先を知りたい」という興味と物欲に負けました。あと、各出演者が選ぶベストシーンというのが読んでいて楽しいです。 ストーリーを読むだけで涙がにじみます。
つい先日に前編・後編を買いました。後編でのストーリー紹介が途中までだったので、中途半端に思っていましたがテレビの放映が終盤に入ったのに合わせて完結編が発売になりました。家茂の死後、最終話までのストーリーはじめクランクアップの様子から対談まで内容は豊富で、書店で手にして購入しました。
前後編お持ちの方やドラマのファンの方なら買わずにいられない内容かと思います。 ファン必携かも・・・。

マリア様がみてる卒業前小景 (コバルト文庫 こ 7-59)

[ 文庫 ]
マリア様がみてる卒業前小景 (コバルト文庫 こ 7-59)

・今野 緒雪
【集英社】
発売日: 2008-10-01

参考価格: 460 円(税込)
販売価格: 460 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
中古価格: 249円〜
マリア様がみてる卒業前小景 (コバルト文庫 こ 7-59)
今野 緒雪
カスタマー平均評価:  4.5
作者が現薔薇様の卒業を先に延ばしたい意図がみえみえです。
初期のあのスピード感のある話の展開に戻してもらいたいと
皆さんがおっしゃるのがわかるような気がします。 のばしすぎです
ラスト付近、祐巳ちゃんのオーバーラップに伴い、涙が止まりません。
祥子様と祐巳ちゃんの長い長い旅もついにここまで来たのですね。
第一巻での二人の運命的な出会いから始まり、マリア像前のロザリオ授受
バレンタインの喧嘩。レイニーブルー騒動。運動会でパンダを抱きしめる祥子さま。
(その後の瞳子騒動で、祥子様の存在感は薄くなりましたが)
ふたりのこれまでを思い返すだけで、胸にこみあげるものがあります。
そして、ついに別れのときがやってきたのだと、嫌でも思い知らされます。

あぁ・・・涙で字が滲んで読めない・・・

個人事で恐縮ですが、自分も高校時代、心から好きな先輩がいました。
(恋愛感情の「好き」ではないです。あえていうなら憧れです。)
卒業時、さすがに泣きはしませんでしたが、本当に寂しかったです。
まあ・・・今でもたま?に連絡を取り合うので、
実はそんなに寂しくないんですけどね。笑

まあ、そういうことだと思います。
祥子様と祐巳ちゃんも別れはつらいでしょうけど
本当に心から通じあっていれば大丈夫だと思います。





ていうか、祥子様リリアン女子大だし。
また、ちょくちょく出てきますよね。笑 ああ・・・涙で字が読めない・・・
それはそれは、読んでいてとても気持ちのいいものなのです。

ですが、今度こそ卒業か!? と、焦らされて待っている身としては
「また時間稼ぎですか」的なちょっとガックリな部分も。

これだけ待たされたのだから、さぞ素晴らしい卒業物語のはず、いや、そうでなきゃ許さない!
という想いがどんどん積み重なって期待と不安が裏腹なのです。ヤキモキヤキモキ。
瞳子のが期待を裏切らない出来だったので大丈夫とは思いますけど。

-------------
個人的に考えちゃうこと・・・
すでにステージとして完成されていて、どんな物語でも書ける舞台と小道具が揃っています。
次代でも、これまでの過去の別視点でも、ずっと過去でも、山百合会以外でも、
どんなストーリーも書けるはず。リリアンとスールがあるかぎり。

だから、本編の方をさっさと完結してしまって、他のストーリーを2とか外伝やなにかとして
どんどん出して行く選択肢もあったはずーと思ったりもします。
それはそれは、作者と編集者にとって勇気のいることでしょうけども。 いつもの、巧みで、読ませる、入り組んだパズルのオムニバス
 いよいよ明日は卒業式。
 準備に余念のない祐巳たち在校生に対して、卒業生は手持ち無沙汰な一日な
はずなのだが、いよいよ最後となると思い出やら未練やらやり残したこと、
やらねばならないことなどが一挙に押し寄せて、結局なんとなく気忙しい。

 写真部の蔦子さん、新聞部の三奈子さん、美術部の美礼さんなどの
(蔦子さんは在校生だけど)、卒業前のささやかな儀式の点描。
 それは、それぞれがこころを残さないため。
 そして、クールなはずの祥子さまも祐巳との別れを前にして思わず激情が
ほとばしる。
 春まだ早い陽だまりに、ぽつんと咲くタンポポのような掌編。 別れは人を成長させる、って言いますね。
すっかり秋になったこのシーズンに読むには、少し早い
卒業式前日のエピソードですが、物寂しい今にピッタリ。
いよいよ、ついに祥子様・令様の「卒業」です。

間に「お釈迦様」が入った為か、かなり久し振りの間隔な気が。
とにかくこれ程長くずっと読み貯めてきた小説作品は、十代以来
無かったもので、既刊を本棚に眺めて、「ここまで来たか…」と
感慨深い気持ちでいっぱい。

いつもながら時間軸を絶妙に操りながら読者を引きずりこむ
文章力の卓越さには圧倒されます。
卒業する薔薇様、見送る蕾、その妹達…それぞれの色彩違う花を
最後までどう魅せてくれるか…楽しみでありながら、切ない。
そんな新刊です。
意外な組み合わせの薔薇達の会話や、相変わらず美味なところ独占の
先代白薔薇様の登場も本当に嬉しい。表紙の祐己が、とても大人びて見えます。
とにかく、マリみファンならば今更買うほか無いでしょう。 季節は違えど、寂しい卒業。

隅田川心中 (MARBLE COMICS)

[ コミック ]
隅田川心中 (MARBLE COMICS)

・たうみまゆ
【ソフトライン 東京漫画社】
発売日: 2008-09-19

参考価格: 650 円(税込)
販売価格: 650 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
中古価格: 299円〜
隅田川心中 (MARBLE COMICS)
たうみまゆ
カスタマー平均評価:  5
レビューを読んで買ってみましたが、ソッコーでたうみまゆ先生の虜になってしまいました!キャラがとても魅力的で可愛くて。ストーリーとはあまり関係ない細かいところまで面白いので何回も読み返したくなります!絶対!表題作の隅田川心中が一番好きです。大川バカ可愛い。落語知りませんが熊田の雰囲気が好きです。人前でチューも可愛い!買って損無しです!是非読んでみて下さい! キャラがとても魅力的
本当にここの出版社は要チェックですね。
どこでこんなに力のある作家さんを見つけてくるのでしょうか?

内容は、昭和20年?40年が舞台の学生同士の話、兄弟物、芸能人物
表題作の「隅田川心中」シリーズ3編と書下ろしです。


表題作は、元落語家で今は不良の熊田と、日本語の通じない
大川のお話です。
それぞれに落語やどどいつが出てきます。
落語が分からなくても楽しめますよ。
個人的には、シリーズ2作目の「ごまとまぬけと」
が良かったです。
兄弟子の二徳のキャラがよかったですねぇ(熊田と一体何があったの?)
熊田が大川を連れて高座を見に来て、お師匠さんが「これ撒いとけ」と
ごましおをニ徳に渡すんですね。
つまり「まだゴマの部分は戻れる余地もあるって事じゃねーの?」という
ニ徳の台詞が洒落ていました。
あと、お師匠の「ついに恋人の性別すらテキトーになったのか」
には、笑いました。
熊田がどうして落語家を破門されたのか、その点はわからないので
ぜひ続編を描いてほしいです。
あとニ徳と何があったのかも是非書いてほしいです。

残念だったのが、表題作のシリーズが単行本の最初に入って
いなかったことです。
私は落語を全く知らないので、裏表紙のあらすじを読んで、
それぞれの作品のタイトルを見て、全部この元落語家の話だと
思ってしまいました。
1作目のタイトルが「あかぎくのうた」という、落語に
ありそうなタイトルだったので、疑わずに読んで、途中で
違うお話だと気付いて、ちょっと面白みが半減してしまいました。

短編の方は、なでしこGALAXYという、芸能人物の前後編が
斬新で好きでした。
この二人は、どちらが受なのかな?

激しいHシーンはありませんが、とても楽しめた一冊でした。
読み終わったあと、カバーをとってみてください。 粋な作品ですね
東京漫画社さんからは、実にいい作家さんのコミックスが出るなと思っていますが、
『隅田川心中』も期待以上の良作でした。

全編通して絵が安定しているので、デビューコミックスという感じはしないですね。
キスシーンや性描写は少ないですが、表情には色気があります。
内容はウェットな昭和ものから、コミカルな芸能界もの、兄弟ものなどの短編集です。

その中でも、表題作の『隅田川心中』シリーズが一番好きですね。
日本語が不得手な不良の大川 × 元落語家で不良グループNo.2の熊田さん のお話です。
一話の中で一作の落語を題材にして話が進みます。
落語を絡ませた話の作りも巧いし、キャラも魅力的なので惹きつけられます。

熊田さんはアゴヒゲ黒髪で、眼鏡をかけたり、着物を着たり、
髪を括ってダンゴにしたり、私的にとてもツボをついた見た目のため、
かなりお気に入りです。

大川もヘタレだったり、日本語が分からなかったり、バカだったりしますが、
一生懸命でストレートな所に熊田さんが救われてるんだろうなーと伝わってきます。

分かりやすい大川の頭の中を熊田さんが言い当てると、
「エスパーかな…」と、ドキドキしながら赤くなっていて笑ってしまいました。

笑いあり、しんみりありのオススメな1冊です! 買って損はないでしょう!
深いです!読み返すほどに嵌ってくる、素晴らしい作品だと思います!!
落語を絡めた台詞のやりとりとか、雰囲気のある情景描写とか、とにかくたまらない(・∀・)イイ!!

私的には、ベストオブボーイズラブTop3に入る逸品www
過激な性描写などはないマイルド仕様なので、幅広い層におすすめできます(笑)
むしろボーイズラブの枠に捕らわれず、あらゆる人に読んでいただきたい秀作(・∀・) 不良・バカ・手を取り合って逃亡(*'д`)

コンティニューvol.42

[ 単行本 ]
コンティニューvol.42

・コードギアス 反逆のルルーシュ R2 ・大河内 一楼 ・福山 潤 ・安田 朗 ・中島 愛 ・Perfume ・加護 亜依 ・真木 よう子 ・仲村 みう ・小見川 千明 ・のぞみ ・みうら じゅん ・吉田 豪 ・田中 圭一 ・押切 蓮介 ・青山 景
【太田出版】
発売日: 2008-10-16

参考価格: 998 円(税込)
販売価格: 998 円(税込)
 Amazonポイント:  pt
( 通常3〜5日以内に発送 )
中古価格: 799円〜
コンティニューvol.42
コードギアス 反逆のルルーシュ R2
大河内 一楼
福山 潤
安田 朗
中島 愛
Perfume
加護 亜依
真木 よう子
仲村 みう
小見川 千明
のぞみ
みうら じゅん
吉田 豪
田中 圭一
押切 蓮介
青山 景
カスタマー平均評価:  4.5
コードギアス目当てで買ったんですが、記事自体は正直今月のNTとさほど変わらない内容であり、目新しい感じはしなかったです。福山さんや谷口監督のインタビューもありますが、相変わらずなんとも抽象的なインタビューというか(笑)
最終回にも本質的にはあまり触れていないのでNTを買った方はあれで十分かもしれないです(そのうち総括本が出そうな気もしますし)

それよりも中島愛ちゃんのインタビューと、やまかん他かんなぎordet潜入特集の方が面白かったですね。
愛ちゃんはデビューのきっかけまでなどこんなに話してるのは初めて見たので驚きました。
また、やまかん監督のordetに潜入というのもなかなか興味深かったです。
個人的に一番面白かったのは倉田さんがギアスやマクロスについて触れていたところでしょうか。

なので中島愛ちゃんのインタビューが見たい、またはordet特集が読みたい方は買う価値ありです。
まずまずでした。
今回のメインは『コードギアス』特集☆脚本の大河内さんや、ルルーシュ役の福山さんのインタビューや、ルルーシュの年表などが載ってます。 第2特集は『マクロスF』でランカ・リーを演じた中島愛への一万字インタビュー彼女の半生を語る!! その他に『ミツコとハッチン』の真木よう子へのインタビューや、新連載の仲村みうや、吉田豪×掟ポルシェの『電池以下』のゲストに加護亜依が登場してます。(+杉作J太郎) 今回はアニメが多かった?☆ 今の人気のアニメ! ・・・な気がする
『コードギアス反逆のルルーシュR2』特集。
最終回、見たでしょうか。私はリアルタイムで見たんですがかなり驚きました。「え・・・」状態でした。で、今回この最終回を含めコードギアスとは何だったのかをスタッフのコメントを交えて総括する内容となってます。

はじめは本作の脚本を手がけた大河内一楼にインタビューの記事。
ここではあの最終回の真意から作品の全体の構成についての解説、深夜枠から夕方枠への経緯、ルルーシュが踏みつけられる17話「土の味」の脚本の裏側、最終話のエピローグについてなどなど語ってくれてます。
ほかにもプロデューサー河口桂高の苦労話やルルーシュに対する気持ちを本音で話す福山潤など盛りだくさん。個人的にルルーシュのD・Tっぷりを検証した記事は思わず笑ってしまいました。そしてラストに監督・谷口悟朗のメッセージが。

山本寛が独立し開設した大阪のアニメスタジオOrdet(オース)。
ここでは初監督作品『かんなぎ』の元請けを10人でこなしているようで、その仕事場が紹介されています。また、シリーズ構成の倉田英之による『かんなぎ』のキャラクターについて語るインタビューもあります。ちなみに山本監督はお笑い好きで作業中ラジオで聴いてるようです(笑)。

今回はコードギアスをはじめとするアニメ特集盛りだくさん。
表紙のルルーシュのバックが黒になっているのがなんとも言えません。 最終回を迎えた『コードギアス』を振り返る!

モダンタイムス (Morning NOVELS)

[ 単行本 ]
モダンタイムス (Morning NOVELS)

・伊坂 幸太郎
【講談社】
発売日: 2008-10-15

参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,785 円(税込)
 Amazonポイント:  pt
( 通常24時間以内に発送 )
中古価格: 1,170円〜
モダンタイムス (Morning NOVELS) ※一部大型商品を除く
伊坂 幸太郎
カスタマー平均評価:  3.5
自宅に帰るなり見知らぬ男に殴られ気を失った渡辺琢海は,気がつけば腕を下にのばした状態でいすに縛り付けられていた。「勇気はあるか?」暴力になれていそうなその男はこう尋ねた。どうやら,私は妻に浮気をしていると疑われているようである・・・

週間「モーニング」で連載されいていた近未来を舞台にした物語である。出だしから,面白い書き出しで,ワクワクしながらページをめくっていたのであるが,どうも物語に登場する井坂好太郎の作品を主人公が読むのであるが,ここ辺りから物語がスムーズでないと言うか,間延びと言うか・・・ワクワク感が失速したばかりでなく,その後の拷問のシーンでは何だ気持ち悪くなる始末であった。ただし,物語の設定の話はあり得ない話ではなく大変恐ろしい警鐘のようでもあった。そういう意味でちょっと残念であった。 ワクワクしたが・・・
冒頭からぐいぐいと作品世界に引き込まれて行く、力強さのある作品。
悪までもシステムであり、個人の良心や悪意もそこにはないという理論には感服する。

近未来小説としての切り口としては決して斬新さはないのだけれども、さすがの伊坂作品。
個性的なキャラクタ?や語り口で、飽きずに読ませる。

もう少し短くまとめられたのでは?とも思うのだが、連載小説ということもあり事情があったのかも知れない。

”魔王”とセットで読むことで、双方に深みができ、個性や思考を削り取られ、人がシステムに取り込まれてゆく、新しい形の”全体主義”に進む社会の恐怖が説得力を持って語られる。

若い世代に読んでもらいたい作品である。 新しい”全体主義”への恐怖、警鐘
ゴールデンスランバーの時も、相手がデカいなぁと思いましたが…。 モダンタイムス、こちらも相手が曖昧でデカすぎ。普通の人間が相手にするには?そんな設定にラストも予想した着地点という感じでした。なんとなく伊坂語録、伊坂ワールドでつないだ感じで、中だるみを感じてしまいました。魔王や呼吸の物語の続編として考えても消化不良な感じでした。次の作品に期待です。 どうなの?この背景
まず出だしの一行目から引き込まれ
そこからいっきに読んだ!という感じです。
他の伊坂作品同様、アクの強い愛すべきキャラがたくさん登場していますが
なかでもお気に入りなのは暴力業のお兄さん岡本猛、でした。
(ほんとにいたら怖いけど・・・w)
井坂幸太郎もいい味でてますね。

それにしても評価がみごとにバラバラでびっくり。
伊坂幸太郎の、一番とは言わないまでも自分の中ではけっこう上位に入りそうな作品なので。 いっきに読んだ
”ページターナー”伊坂、復活の一幕である

本屋大賞にまでなった「ゴールデンスランバー」には感心しなかったが、あれはあれでローカリティとナショナリティを繋ぐ語り部である伊坂の第一期集大成にはなっている。そして本作ではいよいよ伊坂は仙台を出て政治と産業経済の中心、東京に舞台を移した。これは大きなことだ。ついでに「魔王」の続編にするために時制を近未来にまで移した(これには疑問がある。近未来はもっとローカリティが重要視されるのだから)

ポイントは、「システム」と「スキン」の関係にある。日本のシステムは第二次世界大戦後、60余年をかけて構築されている。昨今、その「システム」の綻び、ズサンさが目に付くが抜本的な変更はない。現政権は所詮、60余年に渡って構築されたシステムのスキン(皮膚)に過ぎない。ついては「システム」が変わらなければ政権が交代しても、所詮はスキンが変わったに過ぎないということでもある。G民党だろうとMン主党だろうと何も変わらないだろう、という我々の直感はスキンが変わってもシステムは変わらないだろうという虚無感に他ならない

このシステムとスキンの関係を見事にエンタテインメントの領域で表したのが村上春樹の「羊たちを巡る冒険」「ダンス ダンス ダンス」「ねじまき鳥クロニクル」で、その後を継ぐことになったのが伊坂の「魔王」と本作であると言える。村上は「システム」への違和感を描いたが、伊坂の時代になればその違和感を、もっと具体的に異物感として描くことができた

また読み解くためのキーワードはいくらでもある。伊坂が本作での「五反田」という登場人物についての言い訳をしている(巻末)が、主人公「渡辺」「五反田」はいずれも村上作品の主要な役割を持っているし、兎男には当然、「羊男」を見てとることも出来る。本作にあるようにそれは「偶然であって、偶然ではない」ことを示すものだ(が、兎男は映画「ドニー・ダーゴ」のキャラクターでもある)。直接的にも間接的にも伊坂は村上とスティーブン・キングの方法論を獲得した新星として、やたら滅多らにキーワードを蒔いている。キーワードがそれぞれに芽を出し、意味を成す。それは本作にある劇中小説「苺畑さようなら」(タイトルは”ライ麦”であり、内容はチャンドラーだ)がそこにキーワードを散りばめることで謎を解く仕組みになっているように、「モダンタイムス」全体にも”検索”すべき語に枚挙の暇はない

そろそろ賛否が分かれてもいい時期だが、賛否を揶揄するには一読が肝要
まずは読んでみることだ

僕は次の伊坂が、どこまで「システム」に切り込めるかを楽しみにしていよう 「システム」の検証を論文じゃなくて小説で。。。

ザ・シークレット

[ 単行本 ]
ザ・シークレット

・ロンダ・バーン
【角川書店】
発売日: 2007-10-30

参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
 Amazonポイント:  pt
( 通常24時間以内に発送 )
中古価格: 790円〜
ザ・シークレット ※一部大型商品を除く
ロンダ・バーン
カスタマー平均評価:  4
何十冊のスピリチャル関連本を読んで、なにか附に落ちなかった、曇り気味の私の心が、晴れた本です。スピリチャルや人生のハウツーものと聞くと、苦手意識がある人も、人生の不思議な現象に回答を与えてくれる本だと言われたら、興味を持ちますか?
例えば、私は接客業をしていますが、同僚がとても嫌な客の話題をランチ中に聞き、あ?こんな客に当たりたくないなって思って、仕事に戻ったら、自分も同じ客に当たってしまった等、話した話題が自分にふりかかる経験。類は友を呼ぶと言いますが、本当に当たってるなって思うこと。朝、何かついてないことがあると、結局一日ついてない。等々なぜそんなことになるんだろうと思う事の答えと、沢山の発見があること間違いなしです。この本にめぐり合えて良かったと思える、1冊だと思います。人生を難しく考え、行き詰ってしまった人にも何かのヒントがあるのではないでしょうか。折角今生きているんだから、楽しく、前向きに生きませんか! 曇りのち晴れ
本に書いてあることは、とても素晴らしいし、真実だとは思う。
ただ、これは人間の無意識レベルにまで落とし込んで、このような思考が出来ればの話であり、たいていは顕在意識ではそのように考えられても、無意識レベルでマイナスの影響等を受けてしまって難しいと思う。
必死に願っているだけで夢は叶うみたいな気になる人もいるだろう。
栄養ドリンクのように、読んでしばらくは、気持ちが高揚しているが、何日かするとまた元どうりになってしまう。だからこの手の本が、次から次へと出版されるのだろうか。

やはり現実レベルでの、行動、努力等が大事であることを忘れてはいけないだろう。
昇進や、給料アップをただ必死で願ってそれを想像したところで、現実的な努力がなければ、それも無理だろう。

読んでいるうちに、なんだか宗教的な感じもしたが私だけだろうか。
確かに真実だが・・・
本の装丁がカラフルで非常に奇麗だというのが,第一印象である.

題名のザ・シークレット,つまり「その秘密」とは,「引き寄せの法則」である.アメリカの成功哲学の分野で著名な人々の言葉を著者がまとめた形式の本となっている.

基本的には,昔からあるアメリカの成功哲学(ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」など)をまとめた印象の著作で,目新しさはこれといってなかった.

基本的な思想は,マイナスの思考をしているとそのマイナスの事柄を引き寄せてしまうということであり,人生のそれぞれの場面に応じて具体例を挙げてまとめられている. 目新しいことはない
もはや説明不要かもしれませんね!派手なデザインのカバーに少し驚く方もいらっしゃると思いますが、このレビューを見てピンっと感じた方は、是非読んでみることをお薦めいたします。 素敵な本です。
もともとポジティブシンキングは大切だと思っていたわたしにとってはまさに教科書のような本です。人生を明るく生きるか暗くイジけて生きるか、どちらかを選ぶとしたらやっぱり明るいほうがいいですよね!
夢のような話ではなく哲学的・科学的な要素が基本にあっての「引き寄せの法則」なので、この本をとっかかりに興味を持たれた方にはマイケル・j・ロォジェ著「引き寄せの法則」やチャールズ・F・ハアネル著「ザ・マスター・キー」もオススメです! ポジティブってスゴイ。

ゼロの使い魔 15 (15) (MF文庫 J や 1-18)

[ 文庫 ]
ゼロの使い魔 15 (15) (MF文庫 J や 1-18)

・ヤマグチ ノボル
【メディアファクトリー】
発売日: 2008-09

参考価格: 609 円(税込)
販売価格: 609 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
中古価格: 308円〜
ゼロの使い魔 15 (15) (MF文庫 J や 1-18)
ヤマグチ ノボル
カスタマー平均評価:  4.5
前巻ではマンネリ感を感じたのですが、今回はタバサの恋心を描くことで、読者を飽きさせない展開になっていると思います。
タバサの健気さは、今後も私たちを楽しませてくれそうです。

残念だったのは、ジョゼフ王の物語がちょっと惜しかったこと。
虚無の担い手であるがゆえに、養殖機から魔法が使えない無能貴族であるというレッテルを貼られ続けてきたという背景はルイズと同じですから、ルイズとの絡みでもう少しジョゼフのキャラを立たせられたのではないでしょうか。

ちなみに、教皇も母親への複雑な愛憎から歪んでしまったのでは?という背景が既に見えています。この辺りの読みやすさが、この作品を良い意味でも悪い意味でも、「that that'sラノベ
参った。参りました。今回の出来栄えは凄い。作者いきなりレベルアップですか。 毎回のどたばたラブコメに楽しませてもらっていますが、今回はストーリー秀逸。恋あり愛あり涙あり。最後にマサに衝撃あり。 ジョゼフに訪れた救いとは?タバサに芽生えた感情は?鬼と化すマリコルヌに幸せは? 堪能です。 一皮むけたか?いや進化か!
とても面白かったです!ここのレビューで『先延ばしにしてる感が…』云々っての読んで、まぁ一応読んでおくか?くらいのノリで読みましたが、全然そんなことない、ガッツリお話が動いて面白かったです!次巻も楽しみにしてます。 おもしろい!
作者が疲れてるのかも?

と思うような失速感があったのも否めない。
一番ひどかったのが152ページから153ページ
デルフを交えたサイトたちの会話シーンなのですが、
152ページはサイトが「サーシャ」という名前を言ったのに、
デルフが「サーシャ」という名前を出したとき、
サイトが「そうそうそんな名前」みたいなセリフが。(会話流れが変)
153ページはデルフをブリミルと間違えてるし。(主語間違い、誤字)
(まあ、某RPGみたいにデルフの精神がブリミルの
 精神のコピーという線もあるかもしれませんが。
 そうだとしてもこの時点では間違い)
後半、サイトの戦闘シーンでハショられたような一文も。

全体的にはストーリーが進んだので、
次巻からの展開に期待…というところでしょうか?
ところで、聖戦終るまでサイトたちは学園に帰れないんでしょうかねえ…
面白かったが…
真の敵は、真に恐ろしいのは・・・ それを分かっていれば結末は読めると思います。
その戦いにおける描写は、やや平坦になっている気がします。
ガリア王がとんでもないことを平然とやってのける人物なので、その辺は敢えて、なのかもしれませんが。

ルイズとサイトのやり取りはもはや定番化、吉本新喜劇のようになっていますが、
マリコルヌやギーシュのキャラに助けられ、相変わらずの笑いをもたらしてくれます。
気になるのは、虚無の担い手として描かれながらも、あまりに存在感のないティファニア。
彼女がどれだけ話の流れに関わってくるかで、今後のストーリー展開が変わっていきそうです。
デルフとルーンの記憶、ラストのタバサのセリフ、まだまだテンションは沈滞しそうにないですね。 とにかくキャラがいい

李家幽竹 花風水カレンダー2009 ―飾るだけで幸せ満開! (カレンダー)

[ カレンダー ]
李家幽竹 花風水カレンダー2009 ―飾るだけで幸せ満開! (カレンダー)

【世界文化社】
発売日: 2008-10-02

参考価格: 1,300 円(税込)
販売価格: 1,300 円(税込)
 Amazonポイント:  pt
( 通常24時間以内に発送 )
李家幽竹 花風水カレンダー2009 ―飾るだけで幸せ満開! (カレンダー)
 
カスタマー平均評価:  5
花風水カレンダーを部屋に飾るのは、来年で3年目になります。
12ヶ月のお花のアレンジを見ていると、気持ちが穏やかになり、浄化していくような感じになります。
お花を飾るのが難しい方もピッタリでは?
カレンダーに書かれている新月や月変わり、満月を見て、月のサイクルに敏感になり、気持ちの切り替えができるようになってきました。
まだまだ風水初心者ですが、シアワセな毎日を送るために欠かせないアイテムです。 3年目です!!!
市販の花のカレンダーはゴージャスすぎるものが多くて好みに合わなかったのですが、このカレンダーは部屋になじむ感じのアレンジで、すごく好きです。
あまり雑貨などを飾るのは好きではなく、部屋が殺風景になりがちなので、インテリアのアクセントとしても重宝しています。
また、おしゃれなカレンダーは書き込み欄が小さくて使いにくかったりすることもありますが、これは書き込むスペースが大きく、その点も◎です。 部屋が華やかになります
昨年から風水に興味を持ち、勉強をはじめました。なので、花を飾ることはとても良いと知っていましたが、一人暮らしなので、なかなか習慣づけることができず‥‥。でも、李家先生が「写真やポストカードでも同じように運気アップできる」と仰っていたので、思い切ってこのカレンダーを購入しました。どの月の花もとっても綺麗で、見ているだけで気分が明るくなってきます。これで1300円は安いと思います。母にも贈ってあげようと思っています。 部屋が明るく、華やかになる!
ここ数年の定番カレンダーです。
風水に興味のない方にも大好評で、プレゼントしています。
来年のカレンダーもホントにお花がきれいで感動です。個人的には12月がお気に入りです。
飾っておくだけで開運なので、これは飾るしかありません!!
やっぱり素敵
毎年購入しています。
風水に興味はありませんが、リビング用に綺麗な花のカレンダーが欲しくて購入したのがきっかけでした。

付属のポストカードや使い終わった去年のカレンダーの写真を切り取り、100均のフレームに入れてトイレに飾ったりしています。

新月と満月が記入されているので、
新月のアファメーションや満月の財布フリフリをされる方にもオススメです。 部屋が華やかになります

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家木村秋則の記録

[ 単行本 ]
奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家木村秋則の記録

・石川 拓治
【幻冬舎】
発売日: 2008-07

参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 3,980 円(税込)
中古価格: 1,733円〜
奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家木村秋則の記録 ※一部大型商品を除く
石川 拓治
カスタマー平均評価:  5
最初にインドの詩人「タゴール」の詩がある。著者のこのセンスがいい。
もうこの段階で、生涯の忘れえぬ一冊になる予感。そしてその予感が外れることなく、ただただ涙しながら読んだ。
死にたくなった若者からの電話、こわもてのお兄さんたちの訪問を受けた時のこと、そんなちょっとしたエピソードまでもが心に深く残る。
そして「枯れないでくれ」と声をかけて続け、見た光景は、、。

さあ、「みんなで木村さんの船に乗ろう!」
さあ、木村さんの船に乗ろう!
木村さんの笑顔はチャーミングで素敵だ。とても偉業を達成した人には見えない。本を読み進めながらも何度も表紙の笑顔を見てしまう。そして、こんな素敵な笑い顔をする人だからこそ偉業を達成できたのかもしれないと妙に納得もする。

彼の無農薬、無肥料農業は知恵と工夫の賜物なのだが、その努力を読むにつれ、人間は農薬を使うことで思考を停止してしまったのではないかと思ってしまう。また、彼の農業は自然への愛情が源泉にあるのだが、彼の自然との付き合い方を読むにつれ、スローライフと呼ばれている世の中の大凡のものはファッションに過ぎないとも思ってしまう。

しかしながら、『私、バカだから』という木村さんの言葉は重い。家族に貧困を強い、人間関係を悪化させ、自身を見失い、死をも覚悟して初めて既成概念を振り払ってバカになれたのである。

一方で、この本を読み進めると非常に多くの疑問が沸いてくる。例えば、『農薬や肥料を与えなくても1個や2個の実はなるだろうから「奇跡」ってのは言いすぎじゃないか?』にはじまって、『無農薬では実らないとされるリンゴを無農薬で実らせようとするのは、農薬を使うのと同じ位、人為的なのではないか?』『自然態系が答えなら長い歴史の中で1回位偶然に無農薬リンゴが育ったりするんじゃないか?』『800本ものリンゴの木を集中的に植えること自体が自然の理にかなってないのじゃないか?』等々。稚拙な疑問かもしれない。しかしながら、本書には絶妙なタイミングで答えが用意されている。

一つ注文があるとすれば、200ページ程度で終わらせて欲しくないこと。ページ数より質が重要であることはわかっているし、十分にクオリティの高い本だと思うが、木村さんの苦悩、工夫、努力をちょっとでも長く読んでいたい。 奇跡の笑顔
素晴らしい良書!
この本がこの時代にピッタリと
時間をあわせて産み落とされたことが奇跡!
地球崩壊が進む中、
間に合って本当によかった!

帯に書いてある通り、この偉大な奇跡は
人類にとって計り知れない恩恵をもたらします
農業から工業、日常の事件やトラブル、日々の暮らしなど
現代がかかえるさまざまな問題をブレイクスルーする
ヒントが満載♪
わかる人が読めばわかる宝の山!
志はあるものの
行き詰まってしまった脳みそを活性化してくれます!
もう一度理想や希望を求める勇気をくれます。

まさに現代の箱舟
“私の舟に乗りなさい!”です。 本なのに映画のように物語が脳内で展開され一気に読みました♪
 私の家は農家ではないが、幼い頃から米やリンゴの収穫を近くで見てきた。一面に田畑が広がる中で農薬が至る所で散布されているのも、当然のこととして見てきた。そうしなければ作物を安定して収穫できないという理由があるからだ。収穫できなければ、農家が収入を得られないばかりか、消費者はそれらを口にできなくなる。
 木村さんのとった方法は、「リンゴを無農薬で育てる」というただ一つのことを目指し、どんな苦労をしても突き詰めた点ですばらしい。
 けれど、大規模農業を営む人々も、一般的な農家も、自分の食べるものは自分で作ろうという人も、プランターでちっょとした野菜やハーブを育てる人も、思うところは同じなのだと思う。つまり、「良い作物、自分の納得のいく作物を作りたい」と。
 そのために親や指導員や知人、本から栽培技術を教えてもらい、それを元に経験を重ねてゆく。ちょうど、木々の実が地面に落ち、その土に慣れ、育ち、命が繰り返してゆくように。知識は種、経験は土となって一つの命を育ててゆく。木村さんはその種も土も何度も何度も見つめ直し、それぞれが「生きる組み合わせ」を見つけたのだ。

 この本を読んで、改めて周囲に広がる田畑や山林を見渡してみた。
 多種多様な生物が、その中には息づいている。そのことが、今までよりずっと強く感じられた。

 最後に、筆者の文章もすばらしい。だからこそ、木村さんの思いもありありと伝わってくるのだ。 知識と経験と、目の前にあるもの
「すごい!」の一言である。無農薬でリンゴを作るという志もさることながら、何度失敗しても諦めない信念に心を打たれた。
無農薬栽培を始めたきっかけが妻の農薬に過敏な体質が農作業で危険を及ぼす可能性があるということ、偶然読んだ自然農法という本に感化されたことと、決して最初から強い志をもっていたわけではないのに、やり始めたらどんなに貧乏な生活をして家族を養えなくなっても、リンゴの木が枯れていく様子を目の当たりにしても、害虫が大量発生する様子を見ても、知人や隣人から馬鹿にされ続けても、決して諦めない信念がそこにはあった。
また、本当にすごいのはその奇跡を自分だけのものにして利益を得ようと考えず、周りに広めていくことで、自然を破壊するのではなく自然の恵みを受けて共存していくというさらに大きな志をもっていることである。現代の農薬や化学肥料を使った大量生産の仕組みを変えるのはもちろん簡単なことではないと思うけれど、木村さんの経験をきっかけに自然との付き合い方が少しずつでも変わっていけばもっと暮らしやすい世の中になるのかもしれない。 決して諦めない信念

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫 599)

[ 文庫 ]
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫 599)

・海堂 尊
【宝島社】
発売日: 2007-11-10

参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
中古価格: 79円〜
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫 599)
海堂 尊
カスタマー平均評価:  4
なるほど。結構面白いです。
だけど、何百万部も売れているというわりには、
すっごい面白いとまではいかない。
登場人物の特徴がはっきりしていて、わかりやすい。
次から次といろいろな人物が出てくるのに、混在してわからなくなることがないのは、
はっきりしとた人物像とストーリー、紹介の仕方(文章)が上手なのか。。
現役のお医者さんが著者らしいが、すごいですね。 映画化&ドラマ化された作品
スピード感のある病院の風景がテンポよく描かれていて、よい本だと思うのですが、少し軽い「金田一少年の事件簿」の漫画を読んでいるような気がしました。もうちょっと、登場人物たちに深みというか、暗さというか、そういうものがあればなお、重厚感のあるより面白いミステリーになったのでは。あと犯人がわかってからの後日談が長いように思います。 すこし長い
現役の医師が書いただけあり、術前カンファレンスや手術の場面など臨場感があり、医療現場がリアルに描かれている点は評価できます。
専門用語が多々出てきますが、それらを理解できなくても大筋を見誤ることはありません。

しかしこの小説、特に上巻は、そのしまりのない文体が特に気になる部分があります。
例えば田口医師による、チーム・バチスタのメンバーへの聞き取り調査の場面。
確かにチーム・バチスタ内の人間関係がわかり、後半の出来事につながるものがなくもないので必要な部分ではあります。
しかしこの田口医師自身、「なぜ自分が任命されたんだ?」という疑問を持ちながらの調査であるためか、ここでは積極的に謎解きをしているという印象がないため、そんな場面が、ダラダラと書き連ねているだけの印象しかない文体で書かれるのは致命的。

また田口医師自体の人となりを描いている場面も同様で、「出世に関心はないが、自己保身がとても上手い」というのは伝わってきましたが、長々と書いている割には魅力あるキャラとして十分に描ききれていない印象がありました。 しまりのない文体が特に気になる上巻
物語を筋と筆致に分解するとすれば、前者が4、後者が2で、全体の評価が3になる、というところでしょうか。

一人称の視点で書かれているだけに、主人公から発せられる言葉一つ一つがどこかわざとらしく、もたもたしている印象が否めませんでした。また、出てくる登場人物たちの描写がまたどうにもステレオティピカルで、筋の面白さを減殺するにあまりある要改善の余地あり小説です。 人物描写がステレオタイプ
白鳥のモデルはパタリロだ。TVはイメージ違いすぎ。いまやTVに創る能力は無いのが判然としているのだから原作に沿ったほうが視聴率的にも良い。 白鳥はパタリロ!

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 更新日 2008年11月12日   ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク