新人刑務官と或る死刑囚の物語を読んで

 

『モリのアサガオ』(郷田 マモラ (著))
― 新人刑務官と或る死刑囚の物語

文化庁メディア芸術祭大賞受賞作で、テレビドラマにもなったという原作のマンガを読んでみました。

映画化も決定はしているそうですが、制作には至っていないとか・・・。

ウィキペディアでは「死刑制度をテーマに取り上げたヒューマン作品。刑務官や死刑囚、被害者家族などの心の交流や葛藤が、綿密な取材に基づき描かれている」と紹介されています。

Amazon Kindleの読み放題コースで対象作品に出ていて、全7巻のマンガ作品です。
(現在は、全巻がKindle読み放題の対象作品)

読み放題で見かけて深く考えもせず読み始めてみたら、表紙カバーの暗さに反して見やすい絵柄・わかりやすいストーリーで描かれているものの……人間模様が引き込まれるように考えさせられる作品でした。

「死刑」の是非やあり方、日本の司法のあり方、冤罪を始めとした不条理の連鎖、カオスと深い贖罪と人間らしさ……、決して反省しない確定囚もいることの不条理も……。

主人公(新人刑務官)の位置付けとキャラクター(人間性や出生の秘密など)が、とても良い軸となり作品構成を成り立たせています。

読んでいて、私は最初、どこまで事実に基づいているのだろうと思うところもありましたが、「綿密な取材に基づき描かれている」そうです。

『モリのアサガオ』(郷田 マモラ (著))を読んでみての一筆でした。

 

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