笑顔の裏のせつなさ

(上記では、見ざる・言わざる・聞かざるのポーズをとった、3匹の蛙のぬいぐるみの写真を使いましたが、今回の記事に合うと思って選んでしまいました)。

 

対外的には、どんなに笑顔で取り繕って明るく話していようとも、その裏で髪の毛はボサボサ、肌もカサカサで痛みに顔を歪めていたり、一緒にいてもひとりと感じていたとしたら…切なく感じませんか?

目の前に起こっていることは良くも悪くも自分の鏡と言われますが、誰も本当の姿からは逃れられず、妥協の産物は妥協の産物に過ぎない現実を生み出します。

泣こうと喚こうと、逆ギレしようと投げやりになろうと、それでヨシヨシと言ってもらえることを、もし望む毛としたら、一方的に、ただをこねる子どものようなものでしょう。

誠実であろうとは、とてもシビアだったりするときもあります。

それだけ難しいものでもあり、大事なものでもあります。

透けて視えてしまう、その場しのぎなど通用し続けるものではありません。

 

ユダヤのことわざに「人には口が一つなのに、耳は二つあるのは何故か。それは自分が話す倍だけ、他人の話を聴かなければならないからだ」というものがあります。

理解されることばかり求めて、その相手を理解しようとしていないということはありませんか?

7つの習慣』の第5の習慣では「理解してから理解される」とありますが、これは『7つの習慣』で述べられているに限らず、普遍の法則と言えるでしょう。

真っ先に自分の利益、それが物質的であれ精神的であれ、TAKEばかり求めていたら、しまいに得られにくくなったり、得られなくなっていきます。

このタイプでは、もっとも得やすいようで、もっとも得られないというのは想像つくでしょうか?

では、与えてばかりいたら損をするのではないだろうか、と心配になりますか?

フォーチュン誌の「世界でもっとも優秀な40歳以下の教授40人」の一人であるアダム・グラント氏の統計結果から述べられている書籍で『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』があります。

世界的ベストセラーですが、この後半では、自己犠牲にはならないGIVEについても述べられています。

下手すると、GIVEは自己犠牲になってしまうケースもありますが、成功するギバー(GIVEする人)の在り方について述べられているところは、特に参考になると思いました。

線引が要(かなめ)となってきますが、学びは知っているだけで使わなければ知らないのと同じことですので、引き続き、有効活用を崩さず生きたいところです。

なお、期待するとは同時に執着を生みかねませんが、執着を手放せば視えてくるものも増えてきて壊滅的になることも避けやすくなってきます。

逆に執着し続けて意固地になって素直な受け止めや自己開示から離れたり、TAKEばかり求めていたら、それだけ信用残高は減っていき、井の中の蛙のように世界は狭まってしまいますね。

それは井の中の蛙というだけでなく、ぬるま湯に浸かった蛙でもあります。

ぬるま湯に浸かり続けていることで、湯の温度が上がっていることに気が付けずに、ジワジワと干上がってしまう例えとして使われることがある言葉ですね。

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自分だけ特殊ではないんだ

異常なんかじゃないんだ

辛いと感じているのは

間違っていなかったんだ

ズレていなかったんだ

そう 一人でも感じてもらえたら

未熟な私が 未熟なまま 紡ぐ言葉

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