新元号「令和」の意味に触れて

 

新元号「令和」(れいわ)と決まり、世間は大騒ぎですね。

語源は万葉集の文言からで、その意味は……

『人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ』

この意味は素晴らしいですね。

ローマ字表記は「R」始まりの「Reiwa」となると発表がありました。

「L」始まりの「Leiwa」ではないとのことです。

 

この新元号で使われている「令」(れい)という文字を見て、冷たい印象を受けた方もおられるようで、私も一瞬、そうでした。

ふと「指令」や「命令」を思い浮かべてしまいますが、そのように使われやすいのは漢文のほうのようです。

日本語では「令」という文字はそれだけではなく、「吉」にも通ずるおめでたいものとして「善い。立派な」という意味があります。

「令」を人名に付けるときは「清らかで真っ直ぐな心で、多くの人から信頼を寄せられて慕われる」という願いを込められて付けられます。

 

「令和」の由来となった万葉集・梅花、三十二首の序文は、以下のようになっています。

初春の令月にして気淑(よ)く風和(やわら)ぎ

梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き

蘭(らん)は珮(はい)後の香を薫らす

 

この中にある「令月」とは、”何ごとをするにも良い月・めでたい月・素晴らしい月”という意味とのことですね。

上記の他にも「令」が使われている一例として「皆令満足」(かいりょうまんぞく)という言葉もあります。

これは「仏が慈悲で、衆生の願いをすべて満足させること」という意味です。

他には「令聞令望」(れいぶんれいぼう)という「優れた評判、立派な声望」というような意味の四字熟語もあります。

こう観ていくと、もし「和を命令されている」と捉えたとしたら、いささか歪曲気味で、意味が違うかもしれません。

これから日常に根ざしていくものになるのでしたら、良い意味で捉えて生きたいですね。

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