刻み込まれた大切で大切な…伴に

(20年半、一緒に暮らしてくれたピースの写真)

 

自分自身が何の見返りも求めず、心底、相手の存在を何よりも大切に痛感したときの場面は、どんなシーンでしょうか?

どうしようもしてあげられないけれど、ただ、その相手の感じていること・気持ち・思い・心を感じ取りたいと…

ただただ、痛切に感じた時は?

対象が人間であっても、動物であっても、身内であっても、他人であっても、いずれでもOKです。

 

そのときを思い返したら、あなたは、どんな気持ちや思い、願いでしたか?

感じ方は人それぞれで、場面も人それぞれ…

どのような場面であったとしても、自分自身が感じた場面

だけど、生涯忘れられない、忘れたくない、あの時のこと…

(場面特定)

 

○ 刻み込まれた大切で大切な…

 

例えば…あの場面を思い返すと…

震えが再発するほど、哀しいけれど、慈愛に満ちていた

普段の自分からは考えられなかったけれど、ただただ…

時間が経つのが、とにかく怖かったけれど、愛が溢れて溢れて…

全身が震えてしまって、まっすぐに歩くことすら出来なくなったけれど、ただただ、強烈にどれだけ愛していたのかと感じたとき…

 

 

本当に、身を裂かれるほど辛かったなんてもんじゃない…

だけど、だけど…もの凄い暖かい

生まれた初めて見た、びっくりするほど強烈なオレンジ色の光に包まれた、あの時…

静かな黄昏の時間だったのに、もう声なんてしていなかったのに…

本当に聴こえた、全身から発してくれて降り注いだ、あの最後のメッセージ…

全身が部屋中が包まれた、身体の奥にまで入ってきた、あの感覚…

 

思い返すほどに、優しい自分になれて、言葉だけ表面だけを観ない、言葉にならない言葉、声にならない声をともに感じて、一体になりたいとまで心から願った、あのとき…

その場面を思い出すほどに、染み込ませて、強めて、深めて、味わって感じて、何度も反芻してしまう、あのときのこと…
その場面を思い出すだけで、不安も緊張も怖さも哀しみも…

なくなるわけではなかったとしても、薄れていく…

ただただ、大事にそのぬくもりを抱きしめていたい、ひたすらな想い…

痛さも忘れるわけではないけれど、慈しみに満たされていく感覚…

その場面を思い出すだけで、受容も共感も一致もしようと意識していなくても、自然と全身でしていた感覚…

その感覚を、何度も思い出して…刻み込む…

(アンカリング)

 

○ こころが変われば世界が変わる、練習

 

もし、誰かに接する時に困ったとき
もし、自分の心のクセで分からなくなりそうな時
もし、自分や相手の心が見えなくなりそうな時
もし、自分の心を守ることにばかり囚われそうな時
もし、自分のカゴや鎧、自己保身のようなものが邪魔をする時

(コンフォートゾーン)

 

目の前にいる相手は、ただただ無条件に愛せていた相手ではないし、無理に愛さなくてもいい。

けれど、仮に一時的に、あの時の場面や気持ちを思い出してみて…

自分の中で浸ってみて…

 

相手がどうであろうと、それは相手の課題で、どうこうできることではない。

つまり、他人はコントロール出来ない。何かの影響を与えるまでが御の字。

他人は、本当の意味では自分を変えられない。共依存しない。

コントロールすることは、自分をよく見せようとすることも含めて諦めましょう。

きっと、うすうす、透けて見えているのだから…

自分が出来ること、自分の心の中の状態に目を向けて…

 

不安・警戒心・駆け引き・打算・エゴ・意地・見栄・自己保身…執着・合理化

まったく、別の感覚にいたあの時…(アンカリングで戻る)

愛・慈しみ・ただただ大切に大事に・かけがえなく唯一無二に・無条件に…

一分一秒が、ひたすらに大切で、失いたくなくて、そばにいたくて…

 

その全部ではなくても、一部でもいいから、不安よりも愛の気持ちに浸って接してみたら?

関係性が、意外とどうかわるだろうか?

頭で計算しても分からない。頭で想像しても、想像しきれない。体感だけ。

無理に愛そうと思い込むのではなくて、その感覚を思い返して感じている自分でいるだけ。

その感覚で接するだけ。考えない。思うより感じる。

(過去の情動体験を活かした、今ここへのリフレーミング)

 

すぐには出来ないから、何度もアンカリングを反芻・練習。肌感覚を養う。

思い返すことが、アンカリングの対象への思いを贈る、そのために。

 

きっと、それだけでも、そこには頭で考えても想像もつかなかった、別世界が待っている…

嫌だった人が、実は自分の勘違い・思い込みだったことに気付くかもしれない。

あの人は自分を責めていたんじゃないと感じ取れたら、好きな人に変わった。

誰でも愛そうなんて思ったわけじゃないし、そんな気もない。

だけど、気が付けば、自然と相手を大切に思えている自分がいる不思議…

頭で考えても出来ない。アンカリングで感覚を思い出すから、それが感染る。

アンカリングするから、戻って来れる。

 

何度もやってみようとして、どうしても無理だと思うなら、無理だってしなくていい。

「自分が、本当の意味で、自分を大切にしたい」と思うなら、ここにあることも方法の一つというだけ。

その「本当の意味」も、自分で見つけ出すもの。ここは、そのための深く効果的なエクササイズでもあるから。

考えているだけ・思っているだけでは、一生辿り着けない。やり続けて、初めて感じ始めること。

 

○ 大切に思い出せるように

 

あのときの場面、引き出しが使える自分であるために「心を整えるセルフワーク」

引き出しが整理整頓されていないと、出したい時に思い出せないから。

散らかっていたら、どこに行ったか分からなくなってしまう…

人は、自分のこころだって、そうそうコントロール出来ないけれど、心を整えていくことは出来るから。

自分に合ったセルフワークを見つけ出すのは、自分の課題で責任。

自由に向けて楽しもう。それも自分の責任で役割。

 

○ 不幸ぐせから、自由に近づきたいなら

 

つい、ダメ出ししてしまう自分への「具体的な良い出し+承認」への言葉ぐせ…

・言葉ぐせ…

・思いぐせ…

・考えぐせ…

・捉えぐせ…

(スキーマー:非合理な信念)

 

もし、「直す」と思ったとしたら、それは「悪い」と思っているからではないでしょうか?

・ネガティブが、必ずしも「悪い」ですか?

・ポジティブが、必ずしも「善い」ですか?

・良い悪い思考だけで、すべてを表せられますか?

・不安はバロメーター、スキーマーは自分を守る役割もありませんか?

 

それぞれ両方に価値があって、どちらかに偏り続けると、どちらかが頭をもたげてくることだって、よくあります。

(両価性)

「良い悪い」思考で「直す」のではなくて、自分が人間として、その関係性の中で自分自身が「楽に生きられるように」していくために…

自分を守るはずの鎧が、自分を身動きできなくしてしまって窒息させないように…

そもそも「悪い自分」がいると心の奥で信じて、それを「直す」と思っていても「自分は悪いんだ」と信じ込んでいたら、どんなに思い込もうとしたって囚われてしまう。

「自分はダメだ」と思うから「変える」なんてことではなくて、自分の根っこを変える必要もなければ、そもそも変えられるものではない。変えなくていい。

 

自分の根っこは変えられない。

いろんな面があるのだから、「良い悪い」でジャッジ出来ることではない。

根っこは変えられないけど、どこが表面に出ているか?

それが今を、人生を変えていく…。

 

ただ、表面化しているクセは変えられる。

どこかのときに、後から付いたものだから。

クセは、習慣から作られる。誰も習慣には逆らえない。

だから生きやすいように、習慣から変えてしまう。

気が付けば、不幸ぐせも変わっていくように。

 

習慣は、まず、気持ちと具体的な意識から変えられる。

具体的に、を大事に。なんとなくや抽象的は、なんとなく流される。

シンプルな「心を整えるセルフワーク」も習慣化で定着させていける。

 

習慣は、最初は表に書き出して、日々、○△×、チェックして創る。

(する習慣・止める習慣、それぞれ。止める習慣の空きスペースに、新しい習慣を入れる。)

早くて21日〜3ヶ月ほど続けたら、習慣として定着する。焦らない。

習慣づいたら、それはルーティン。しないと気持ち悪くなる。

自分を新しく、生まれさせていくための。(再生)

 

「できることと、できないことを分ける」

 

大きなルーティンは大変だし、続かないけれど、小さい子でも出来そうなベイビーなステップからなら…

焦らない。欲張らない。分割・分解する。少しずつ。満点思考・完璧主義は自分への傲慢。足るを知ろう。

「心を整えるセルフワーク」も「具体的な良い出し+承認」への言葉クセ・リフレーミングも、習慣(ルーティン)にして、1ミリでも近づけたなら、自分を認める。

1ミリでも、0,1ミリでも習慣化していくことで、積み重ねると、その違いは追いつけないぐらい大きくなる。

 

するかしないか、だけで違いを生み出していく習慣作りも大事だけど、同時にもっと大切な土台となるのが、心からの願いに気付くこと。

あなたの心からの心からの、本当に奥からの願いは何ですか?

頭で考えたものなんかではなくて、身体の奥から切実に出てくる、本当に本当の願い…

大きいものでなくても、とても単純であっても、心底、そうしたい・なりたいと細胞から思っていること。

 

○ 願いを込めて…

 

あの子の最期の全身から、強烈に発してくれたメッセージ…

「自分自身を生きてね」

 

そのためにコンフォートゾーンから、チャレンジゾーンへ…

自分のためだけではなくて、ただただ無条件に、ひたすらに愛した存在が喜んでくれるように…

それが私自身の、何よりの喜びで誓願(誓いと願い)だから…

それが私を、人間として引き揚げてくれるから…

私が、私を本当の意味で大切にすることに繋がるから…

それが、あの子の全身からの願いだったから…

人は自分のためだけなら頑張りきれないけど、本当に愛する存在のためなら、いくらだって、どこまでも歩めるから。

あの子の思いに願いにいたいから…頑張るんじゃなくて、しなやかに…歩む。

 

あの子は、最期にひたすら寄り添ってくれた、あなたのことを無条件に、ひたすらに愛しています…

持っていけるのは、思い出だけ。もっと、持っていけるのは刻み込まれたものだけ…。

 

 ○ 自分軸を見出すって、何だろうか

 

「自己対話」を重ね続けた先での、少しずつの「自己理解」

「自己理解」を重ね続けた先の、少しずつ見出されてくる「自分軸」というもの

「自分軸」を養うほどに感じられてくる「自分の本当の価値観と思えるもの」

「自分の価値観」を感じるほどに、気が付けば後から付いてくる「自己肯定感」

「自己対話」はアウトプットして、自分と離して話すこと。話すは手放す。

「話すは、他者との対話」でもあるから、幸福感から接しられるように…

 

他者から逃げることは出来ても、誰もが自分からは逃げられないから…

自分自身を生きるって、人と比べず、自分の中から見出すこと。

自分の中から見い出すにしても、今の自分の考えが今の状態をつくっているので、内観プロセスだけで済まない場合では、その枠以外から参考材料を仕入れる。

(枠:コンフォートゾーン)

 

その上で、自分の中から見い出すプロセスを創る。

内観しようにも、いつまでも堂々巡りを続けてしまっていたり、どこか依存性が出ていて、そこから脱したい場合は、外観(外を観る)から入るセルフマネジメント。

内観だけでは、一生、辿り着けないこともあり、それがあまりに壁となっている場合は、外観もセットで必要な時がある。

外観からの材料は参考の1つにすることはあっても、それはサンプルに過ぎないので、まったく同じでなくて良い。

 

そもそも、誰しも同じにはなれない。

同じになろうとすると歪む。軋む。壊れる。

(または、違和感や欺瞞が生じやすく雰囲気にも醸しでたり、慢心にも気がつきにくくなってしまう。)

 

なので、まったく同じでないけど、その基本やエッセンスを外さずに、”意識的に”吸収し尽くしてから、その上で自分スタイルを独自に見い出す。

(創り出す。自分を保ったまま、受容して成長させる。)

ここで基本やエッセンス(原則や法則が含まれる)を外したりズラしたら、我流でしかなくなって創れなくなるので、そこは守る。

(そこは自分勝手に変えない。変えたら、通用する独自性が創れなくなる。パチモノになる。)

頭で考えるより、身体に落とし込む感覚にまで反芻して持っていく。

(サルマネなどの紛い物ではない、モデリング思考。または守破離

 

書かせていただけた出逢いとご縁、繋がりに、心から感謝いたします。

辛さ・苦しみなどを「明確にして、直面したからこそ磨かれた」に近づけるように…

時間は生命だから、惰性に流されずに生命を大切に使っていけるように…

 

「守・破・離」というプロセスの重要性

 

以下の動画も、いいですね^^

 

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