ITAMI NO 渦

 

平和に穏やかに暮らせているのは、とても良いのだけど、突き刺さるような痛みが、少しずつ少しずつ鈍化していくのも、それはそれで良いのだけど、時に、全身を覆う骨に刺さるような不安な事柄がやってくると、痛みの実感を思い出せるのも、それもまた良い。

私は、痛みを忘れたくない、という選択を望んでしている。その先を観たいと願い望んでいる。

 

月日をかけて、透明っぽくなりかけているところに、逃れられない濁点が1つ生じて、それがココロの内の波紋として広がり覆われる波や渦は、いつまでもズキズキと蝕むように痛い。

泥まみれの時は、大したことなかったように感じていた渦。きっと、本当はそれだけのこと。

 

人は、常に赦しと自己肯定と自由を求めるけれど、同時に、忘れてはならない陰の側面も思い出そうと、ココロが叫ぶ時がある。

それが意識的であれ、無意識的であれ、全身を覆うような痛みであれ……。

哀しみも喜びも陰も陽もワンセットで共にある、ふっと空っぽになると入ってくる内からの気づき。

 

かけがえのない大切な存在。

自分の生命にだって替えても良いと いつでも思えるほどの存在。

理不尽に不条理に掠め取られ 自らの存在すらも潰され兼ねない あの痛み。

痛みなんてありきたりな言葉で 到底 言い表せられるものではないけれど、もう言葉にならない。

 

そのスパイラルが社会から消えたわけでも 昇華されているわけでもない。

言い知れようのない不安だから、突き動かされて、突き動かないと動かなかった、のほほんとしたところをカバーしていく。

苦笑いなバランスとでも言うのか……。

陰陽を含めて嘘のないカタルシスだけが欲しいと思っているから。

 

 

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「言葉の糸」

誰かの 少しずつ紡ぐような
哀しみ 痛みの言葉の糸に触れて

近ければ近いほど

自分だけ特殊ではないんだ

異常なんかじゃないんだ

辛いと感じているのは

間違っていなかったんだ

ズレていなかったんだ

そう 一人でも感じてもらえたら

未熟な私が 未熟なまま 紡ぐ言葉

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