傾聴への私のイメージ一例

例えば、話し手さんがシンガーソングライター(ボーカル)で、聴き手が伴奏者として演奏する際には「気持ちが乗って」いますが…

 

「気持ちを乗らせる前」に…

歌い手を感じて感じて味わっていくから

音がハーモニーしていって

音を感じ切りながら深く感じていくほどに

ボーカルに合った音となって

段々と響きあっていく鏡となる…

どう演奏していくかは

学びと練習が必要だとしても

演奏中は流れに乗るほうに集中する…

 

そのとき、うまく弾けるかな

ズレていないかな…

あ、音やタイミングを外してしまった…

…などのセルフトークも意識して

そのままを積極的に受け止めて(受容)

今は焦りも感じているから

ズラしてしまったんだねと共感して(共感)

自己一致(= 受容+共感)に近づけながら

丁寧に、かつダイナミックにくり返していき

「話し手だけ意識する」よりも

「話し手と自分の両方を意識する」にシフト

話し手と

自分の心の声にも深く耳を傾けるから

この段階で踊るように「気持ちが乗せられて」いき

このような演奏状態を保ち続けるほどに

入り込んで深まっていく…

 

その世界は楽譜をなぞっている段階

(思考)だけでは

けっして感じられない、入り切ったからこその

予想すら出来ない世界かも…

 

傾聴は「クリエイティブ」(創造)

とも言われますね🍀

 

最初、頭で考えていたような

Aでもなく、Bでもなく

予想できていたCでもなく

誰も予想していなかったようなDが

歌い手さん本人の中から

新しくクリエイトされていく…

 

だからこそ、AやBのためのアドバイスや

Cのための励ましもいらない

 

今の自分に、どこか心底では

納得できていない「(言葉にならない)感じ」なのに

「今のままでいいんだよ」も

自分が情けなくなったり

Dに行くのにかえって

ブレーキになってしまうかもしれない…

 

感じ入り続けたからこそ行ける世界

計算して誘導しても絶対に行けない世界…

全身で震えながら感じ続けて

関わり続けたからこその…

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「言葉の糸」

誰かの 少しずつ紡ぐような
哀しみ 痛みの言葉の糸に触れて

近ければ近いほど

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異常なんかじゃないんだ

辛いと感じているのは

間違っていなかったんだ

ズレていなかったんだ

そう 一人でも感じてもらえたら

未熟な私が 未熟なまま 紡ぐ言葉

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