○ ほんわか倶楽部について

ほんわか倶楽部を、とても端的に述べてしまうなら、"命の電話の本格版"のような活動をしていると言えます。

 

※ どのような状態の方々が電話されると思いますか?

 

それなのに命の電話は、なかなか繋がらないし、繋がってもどんな人に繋がるかも分かりませんね。

そもそも、ちゃんと学んだりトレーニングしていない人も多かったり、または実践的なトレーニングが浅いとも言えます。

なぜなら、私も当事者だった時期があり、何度も電話せざるをえない状態で、体感覚レベルで味わってきているためです。

そこを通過できたのは、別のところでの巡り合いがきっかけとなりました。

その後、しばらくしてから「傾聴」を本気で学び始めて、同時に「ほんわか倶楽部」を2017年に立ち上げました。

創設者とは言え、私はまだ新人でしたが、現場レベルでベテランの方々もメンバーさんとして来ていただき、様々教わりながら、ほんわか倶楽部を育てて行きました。 

ほんわか倶楽部では、他の中途半端なところで、いくつも話してきたけどダメで、それでも「巡り巡って」という方々がクライエントさんとして来られます。

大げさではなく、まさしく「死ぬか、生きるか」の切羽詰まった心の状態の方々だって、本当に来られます。

そのような状態の方々から、まるで「最後の砦」のように、「ここは違うように感じて、でも、今まで他の場所で辛い目にあってきて、すごい悩んだけど勇気を振り絞って申し込みしました」と言っていただける場面も、よくあります。

 

そのため現在、リニューアル・オープンに向けて、リアル傾聴の実践・練習会(リアル傾聴・実践会)などを積み重ねてきております。

この実践会に至るまでにも、メール講座を入り口としつつも「出来てるつもり」の傾聴から抜け出すための俯瞰的・総合的な実践・体感型の学びを、皆さまが経てきております。

傾聴やカウンセリング に対して、本当に真摯なだけではなく、何らかの痛切な当事者としての経験を経て来られた方ばかりとなっております。

傾聴の祖、来談者中心療法(Client-Centered Therapy)を創始したカール・ロジャーズの言葉に、以下のようなものがあります。

最も個人的なものが、最も普遍的である。

自分が最も私的で、最も個人的なことだから他の人には理解しがたいと思っていた感情が、結果的に多くの人の共鳴を得る表現だった。

一人ひとりの内の最も個人的なもの、ユニークなものこそ、それをわかちあうと他の人の心に深く語りかける要素となる。

詩人や芸術がそれに当たる。

 

この言葉を受けて私は、「最も個人的なものは、もっとも普遍的に繋がる」というフレーズを忘れないようになりました。

私の視点で付け加えるならば、「最も個人的なものを突き詰めていけば、もっとも普遍的な伝播に繋がる」というような意味に感じています。

 

 

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