「清濁あわせ飲む」に思う先

 

起業したての20年ほど前、数年間、集客のことだけでなく、複数の自己啓発系にも、ガッツリ大枚も時間もかけてきたことがあります。

その頃は、初めての世界で吸収することが面白く、さらに、イメージコンサルタントさんに教えてもらって外見も変えていくようにしたり……^^

コーディネイトは?⇒こーでねぇと←(笑)

おやじなダジャレはともかく、当時は、ある全国誌でコラムも書いたりしました。

ビジネスシーンでの服装は衣装。演出効果を考えて。

 

もちろん、自己啓発系の学びは、外見だけのことではなくマインドに関わる内容のほうが多いわけですが、「貪欲」という言葉が好きで、乾いた砂、スポンジ~だったかな~と。

いまの私は自己啓発系の表現はしていませんが、あれはあれで血肉・細胞になったと感じてきましたし、多少にかかわらず、それとセットにいただいたものもあります。

それは同時に、ギャップへの塗り込みによる歪みもジワジワと加わっていたと、ずいぶんと年数が経過してから実感したというものです。

いわゆる、落とし穴というものがあったんですね。

落とし穴ですからスグには視えないわけですが、不一致によるギャップといえば分かりやすいでしょうか。

その時は強く浸透させるように思い込んでいるほどに奥深くに行ってしまって、なかなか、スグには明確に自覚や認識ができなかったものです。

ある時から痛くても気が付けて、少しずつ直視していった先で、ココロのデトックスが働きリクツ抜きでサッパリしていけたことは幸いでした。

 

学ぶなら中途半端ではなく、状況によりスピードは変われど、徹底して学ぶというのが好きでした。

そこまですると清濁も見えてきてギャップや反動も強く感じられるようになり、そこが感じられてくるから初めて観えてくるものもあるのだと^^

つい、すぐに都合よく良いとこ取りだけをしようとして薄くなってしまう人も見かけましたが、それでは、いつまで経っても表層しか見えないままです。

よく言われる?ように、最初は、清濁を併せ飲んででも体得するのが「守・破・離」(しゅ・は・り)「守」に含まれています。

「守・破・離」というプロセスの重要性

そこまでして初めて観えるものが、” ミソ “だったりするんですよね。

カニで言えば足の肉も美味しいですが、足だけではありませんね。

カニ味噌が、また絶妙な味わいがあるというところでしょうか。

まぁ、カニの好き嫌いという好みもあるでしょうが1つの例えですので、主訴を掴んでいただければ幸いです^^

血肉になったものがあったからこそ、当時は、ブレークスルーして来れたというのもあったなぁ、とは思いますね。

パラダイムシフト、これはこれで、その頃には駆け出しの起業家として必要なプロセスだったように思えます。

そして、清濁を認識してから再消化&昇華をし直して残すものだけ残すという再構築(破)の先で、心地よいオリジナリティーが醸し出せていくようになるのだとも(離)、私なりにですが実感したものです。

(上記の文中に付記した(破)と(離)は、「守・破・離」の(破)と(離)です)。

ガチで(守)をしてきた上で、初めて(破)があって(離)があり、手短に書きましたが、この間、何年か覚えていませんが長期の数年間だったように思います。

 

オリジナルということは、競争に巻き込まれにくく、競合ゼロに近づけるということでもあります。

競合ゼロに近づけるということは、誰かと比べたり、四苦八苦しなくても済むようになっていくという、自由度が高まることです。

何のごまかしもなく、ブームに依存するのでもなく、欲しかった ” 自分にとっての優良顧客 “ を得られるようになる、本質への入り口の入り口だったと言えるかも、しれません。

全ては分からないにしろ本質を観ていこうとすることとは伊達や酔狂ではなく、自分を自分として生きやすくするためです。
 
そのためにも自らのココロの声を深く聴き続けようとすることは、ビジネスシーンにおいても肝要で、リアルを左右すると考えられます。
 
私は考えてそうしているというより、考える以前に、そのような肌感覚です。
  
アヤシゲなスピの話をしたいわけではありませんが、ココロの色は決して単一色ではなく、きっと、織り交じるように何層にもなっていることが多いように思えます。

単一のカラーに染めてしまうことなく、うごめく色合いを見つめていたいと思います^^

 

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