過去に、こんなコラムも書いたことがあったなぁ、と思い出しました^^
今は、ここまでガチガチでもないですね^^
あるビジネス系の全国誌に論説委員として寄稿した原稿です。
その雑誌はすでに廃刊されていますが、ふと思い出したので著者として、ここに掲載いたします。
「過去のコラム」ですので・・・「過去コラム」(カココラム)、略して「カコラム」でしょうか。。。^^
当時は、周囲にフル・オーダーメイドのスーツを着ている先輩起業家・企業家が多かったことから、私もオーダーメイドに目が行っていました。
リアルな友人がオーダーメイドを受け付ける商売をしていたということもあり、実際に何着か作ってもらって、今でもとても気に入っています^^
布地から選んだり、デザインも一つ一つ注文していくのは、なかなか楽しいものです^^
実際、フル・オーダーメイドのほうが、身体にピッタリ合っていますので、下手な高級の既製品よりは、長持ちしてかえって経済的だったりします。
最近は新しいのは作っていないですが、また、そのうち考えたいな~とも思うところです^^
ー では、カコラムは、以下となります。
ビジネスシーンにおける服装は、その職種によっても様々となろうし、個々人の立場や好みによっても違ってくるだろう。
今回はスーツやジャッケット姿を必要とする場合において考えてみるが、私の場合は当初、1万円スーツだった。お恥ずかしいが本当である。
結構、無頓着であったし、こだわりもなかった。
清潔で、きちんとしていれば良いと思っていただけだった。
営業マンをしたり、起業したりして他人様とお会いする機会は多くなっても、イマイチ信用されず相手に呑まれがちな、もどかしさを感じつつも、真面目に接していれば良いとだけ思っていたのかもしれない。
当時、ある先生に服装のことを指摘されても、すぐには受け入れ難かった。
高級なものにしたり、個性的なものにしたりすることが、それほど大切とはわからなかったのだ。
外見より内面。そう思い込んでいた。確かに間違いではない。
しかし、外面は内面を言葉を使わずに表すものだったのだ。
魅せ方によって戦力が変わる不思議な戦闘服であり、鎧ともいえる。
安い服装は、自らを安いと言っているのと同義で、お会いする相手のことも、その程度と思っている態度となる。
重要な相手に対する覚悟を示す。それが服装なのだ。
そのための投資は、自らの余裕と自信を言葉を超えて相手に伝える。
実際、私も服装を変えるようになってから、自分が思っていた以上に外見を褒められたし、相手の態度が変わったのを何度も実感してきた。
周りの見る目が変われば変わるほど、自己も変わるものだ。
「事実と意見は違う」とはよく言ったもので、まずやってみるのが大切だ。
服装だけでなく、時計や靴・カバンなど身につけているもの全てに対し、安くない演出は大切だ。
ビジネスシーンで身につけるものは、自らの気持ちを高めてくれるだけでなく、共に時間を過ごし、バックアップしてくれる戦友であり、戦友ならば信頼できる相手でなければならない。
舞台で言えば、演出に欠かせない衣装なのだ。
自己を表すのに言葉より何倍もの伝達力があるのが雰囲気なのだから、よくよく配慮したい。
その後の行く末を大きく左右する第一印象は、何と言おうと、まず外見からなのだ。
単に、高級であれば良いというのでは、心理学で言う拡張自我に依存した、ただの成金趣味や即物的になりかねないかもしれない。
自己顕示欲も結構だが、そんなエゴより、対峙するお相手に嫌味に感じられる格好は避けよう。
好感を持たれなければ意味がないので、そのバランスは良く見て考えよう。
いざ、工夫を始めると、インパクトと謙虚さとのバランスが難しいと思えるかもしれない。
カフスボタンにしても、若いのにあまりに高級なのはやりすぎかもしれないし、安すぎても、かえって貧相に見えかねない。
それと、襟につけるラベルピンは社章でもなければ避けたほうが良いと、私は思う。
ポケットチーフもあまり派出に挿してはワザとらしいし、さりげなさがないと逆効果になるので気をつけて欲しい。
靴は当然、きちんと磨いておこう。
名刺入れも手帳も高級感あるものにしよう。
持ち物まで含めて自分である。人となりを映し出すものである。
ただし、お相手と競うものでもなければ、相手を威圧したり自己を上に見せるためのものでもない。
センスよくバランスよく個性をだすように心がけよう。
スーツもブラックスーツに限らないかもしれない。
日本は欧米に比べ、この辺りの見識が遅れているとも聞いたことがある。
どうしても悩んでどうしてよいかわからない場合は、私もそうしたことがあるが、専門のコンサルタントを探して助言をあおっても良いだろう。
私は、クリエーター系でもあるので、奇抜にならないように気をつけつつ、明るい色のオーダーメイド・ジャッケットも多用している。
ちなみにズボンもオーダーメイドだし、時計も眼鏡もブランド物にした。
お会いする人の皆が目端が利くわけではないが、利く方のほうが、相対的に仕事ができる人間が多く思える。
目端の利かない人間を相手にする必要がないとは言わないが、実際、そう重要視するほどではない人のほうが多いかも?しれない。
自分が目端が利くようになれば、他人様の外見にも目がいくし、慣れていれば、それらの質問もできるので、お相手を品良く喜ばすことができる。
立場が変われば服装も変わる、だけではなく、服装を変えるから自分を取り巻く状況も変わる、ともいえるのだ。
今は、それほどお金をかけずとも、インターネットなどで探しまくれば、良いものが随分とリーズナブルに入手しやすくなった。
デザインも色々と新しくなっている。
インターネットだと余計な接客トークもされないので探しやすい。
但し、試着が出来ないので、自分のサイズはわかっておかねばならない。
歩き回らなくて済むというメリットはあるが、配達日数やサイズ直しなどは実店舗で買うよりかかるので、どうしても明日必要という場合にも向かない。
もし、まだ取り組まれていない方は、是非、その効果を実感して欲しい。
だが、褒められても、ついつい自慢しないように・・・。
褒め言葉は謙虚に打ち消すのが、妥当と思う。
ネイティブ・アメリカンの有名な言葉からー
「あなたが生まれたとき、周りの人は笑って、あなたは泣いていたでしょう。だから、あなたが死ぬときは、あなたが笑って、周りの人が泣くような人生をおくりなさい」
少しでも、このように生きたいね^^
~ 親愛なる娘へ
きみが生まれてきてくれた時のこと、思い出さない日は本当にないよ。
涙が出て止まらなかった、あの時…。
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