タイムリーにまみれ、不機嫌にまみれぬように

ここでは「フロー」を「ご機嫌でパフォーマンスの高さを持続できている状態」、「ノンフロー」を「不機嫌でパフォーマンスは低く、囚われて揺らいでいる状態」として記します。

例えば、終電も近い時間帯に降りるはずの駅を、つい乗り過ごしてしまったとします。

いつもならしないはずのミスを、ついスマホのメールに気をつられているうちにアナウンスを聞き逃してしまって、乗り過ごした…。

気が付いたときは、ちょうど、プシューと電車の扉の閉まる音とともに走っても間に合わないことが分かる。

本当なら、ここで降りて電話しようと待ってくれていた相手がいるのに…。

仕方ないので、次の駅まで乗っているしかない。しかも距離が近くない。

そうして、やっと次の駅で降りて、元の駅に戻るために向かいのホームに走っていこうとしたら、下りの階段でのられくらりと歩いている男が邪魔で行けない。

強引に通り抜けるにも、マスクすらしていない男の横は通りたくないし、歩き方も酔っていそうな千鳥足で面倒くさそうな感じがする。

そうして、ジリジリとホームに降りたら、ちょうど戻りの電車が行ってしまった…。

この寒い中、わざわざ本数の少ない電車を待たないとならない。

例えば、このように小さな事柄が連続して、内心でノンフローになりかけたとします。

ですが、これぐらいのことでしたら、ちょっとした練習には使いやすい事象とも言えますね。

練習とは、フローを維持する練習です。

例えば、まず、ここで沸き起こってくる不機嫌な感覚、気持ち悪い感覚、それはそれとして感じておく。

わざわざ、蓋をしたり否定すると濃密になったりして悪化しかねないので、流れてくるまま感じておく。

そして、この苛立ちを、苛ついた口調で口にしない。

状況を口にするとしても淡々とでもいいし、とにかく、苛立ちを表面化させない。

内心で感じたままでも、表面化してしまうと増幅してしまうと意識する。

そうして、無理にポジティブ言葉に置き換えるでもなく、しょうがないから自動販売機で買ったホットコーヒーが美味いなど、楽しめることを楽しむ。

そうしているうちに電車は来るし、物事は進められる。

フローのままの自分を保って話すようにコントロールすることで、そのような感情の空気を呼び寄せるのだと内心で感じて過ごせれば、それでフローは保てている。

 

自分の感情は、自分で選べるということを意識しましょう。

そして、どんなときでも、自分の感情を選んでいるのは自分です。

それが外部に対する条件反射で瞬間的に出た感情であっても、瞬間的に選んでいるのは実は自分です。

自分の感情をコントロール出来るのは自分だけですし、他人や外部の動きに右往左往していたら、自分の感情を他人任せにしていることになってしまいます。

……そんなの嫌ですよね。

 

今日も良かったと言える一日で、おやすみしたいものです。

特に寝る前に、どのような心の状態でいるかというのは重要です。

なぜなら、寝てしまうと潜在意識にスイッチしやすくなるからですね。

潜在意識は、顕在意識の6万倍以上、思考や行動に影響を与えると言われています。

その巨大な潜在意識に、どのような影響を与えるか、ということは、ものすごく大事の大事ということになります。

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