「魔法の杖」思考の甘いワナ

最近、「女性起業家支援」という分野も、着目を浴びるようになってきており、女性ならではの感性での事業が展開されることは、とても大事なことだと思います。

「女性起業家支援」にかぎらず、「起業支援」や、またはその手前の「副業」の分野においては、心のこもった実直で緻密なご支援がある反面、ずっと以前から悪質と言わざるを得ないものもあることも、ご存知かもしれません。

本物もあれば、ニセモノもあり、悪貨が良貨を駆逐するかのように、ニセモノのほうが目立っているようにも思えるのは、世の常なのでしょうか?

例えば、「誰でも出来て」かつ「高収入」などとの謳い文句に踊らされている方々が、今でも後をたたないようです。

「コンサルタント」と名乗っている方においても、多くはとても高レベルなリアリティのあるご支援をされておられます。

そのような方々に相反して、なんちゃって、とでも言いますか、カンタンに実績は上げられますよ、と謳いつつ、中身はカスカスのサービスを出しているケースも、世間では見受けられます。

以下で言う、どのレベルにあるか、ですね。

 

少なくとも、自動車の運転ができない人が、運転方法を教えるなどは本来あり得ないわけですが、そのようなケースも見受けられますので、注意が必要になってくるわけです。

そもそも、そのようなサービスをしていて、本当に心から満たされたりするのでしょうか?

または、一部の条件が当てはまる人にしか通用しないもので、誰にでも的に謳いつつ高額設定をしているケースも見かけることがあります。

 

それらのことに言いたいことは沢山ありますが、実際、弊社に相談されてこられる方もおられます。

そうして、一つ一つ、その分析とご説明を申し上げると、そこでその方が被害に合うことは止められます。

ここでその個別内容を公開することはしませんが、1999年より起業してきた私も、起業当初の過去には、多かれ少なかれ、踊らされかけたこともありました。

その上で反面教師として見えてきたもの・学ばされたことも、多くありました。

大切な資金や時間、パワーを「吸い取られている」と感じた時期もありました。

中には、詐欺のようなものもあるようで、平気で他者を利己的に利用する人も後を絶たないことは、世知辛さや理不尽とでも言えばよいのでしょうか・・・。

そもそも仕事に対して、「誰でもできて、カンタンに高収入」などは、私はあり得ないと思います。

集客施策においても、まるで魔法の杖があるかのようにうたうところがありますが、魔法の杖なんてないですよ。

一時的にはあったとしても、瞬間最大風速の砂上の楼閣、砂の城のようなものではないでしょうか。

その実績、5年後・10年後もありますか?

その手法、いつまで通用しますか?

それどころか、経済面・心理面・信用面など、逆にマイナスの反動のほうが大きくないでしょうか?

一年もしないうちに消え去っていたり、中には最初から消え去ることを前提で始めている所もあるというのは、由々しき事態、とんでもない話です。

私たちは、誰かの食いものにされるわけには行かないのです。

 

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