どうしても伝えたい。わかってほしいのに伝わらない。

から太郎
なぜ、伝わらないんだろう?

 

相手にとって、間違いなく必要性があり、欲しいと思っていただける魅力あるもののはずなのに、そのために良いものを出しているのに・・・伝わらない、と感じていませんか?

これは顧客獲得の現場に限らず、マネジメントの場面、さらにはプライベートの人間関係においてもあることかと思います。

このようなことに対し、徒然に綴ってみます。

 

どうしても伝えたい。わかってほしいのに伝わらない。

 

そんな時、伝える側として、どんなお気持ちになっていますか?

そのお気持ちに対して、ご自身で、どのように捉えて考えていますか?

伝わるまで食い下がる、あがく、ですか?

分かってもらえない

熱い情熱作戦で誠意が伝わる場合もあるかもしれませんが、そのような根性論が通ずるのは、ごく一部のケースに限られるように思います。

 

から太郎
相手が悪い

・・・などと否定的な感情が湧いたとして、それだけで済ましてしまっていないでしょうか?

どこか勝ち負けで考えていたり、都合よく動かそうなどの気持ち・・・。

そう考えているうちは、相手が本心から動いてくれる、ということはあり得るのでしょうか?

伝わるのは否定的、または支配的な感情のほうが先に伝わり、発生するのはストレス・・・。

得られるのは、きっと内心での反発・反感、場合によっては離脱の可能性のほうが高くなりますよね。

 

から太郎
それでも、伝わるはず。分かってくれるはず。

 

そう思いたいかもしれません。

でも、現実はそうではないのなら、食い下がっても、あがいても良いことはないのではないでしょうか?

もう一歩、進んだほうが賢明ではないでしょうか?

ここで言う「もう一歩、進む」とは後述しますが、自分の中で・・・という意味です。

 

もしくは、伝わっているはずだけど・・・

から太郎
なんか、しっくり来ない

・・・という場合も、本当のところでは伝わっていない可能性が高いと推測されますから、やはり少し進化する必要があるのではないでしょうか?

 

伝わらないのには、伝わらない原因があります。

 

分かりやすい・分かりにくい、感情を阻害している・感情が乗りやすくなっている等々・・・。

から太郎
ああ言えば、こうすれば・・・

 

挙げればキリがないかもしれませんが、うまく行かない原因にばかり目を向けると、否定的な感情に囚われやすくなります。

だからといって、小手先の手練手管に流されても、お互い、モヤモヤ感が募るばかりでしょう。

 

原因があるから結果があるのは、釈迦に説法のことと思います。

うまく行く原因があって、うまくいくのであって、その逆をしていれば伝わるものも伝わらないということですね。

原因と結果、で「因果」ですね。

そこで、相手を否定していても生産性は上がりません。

言葉にしなくても、気持ちの中で思っていたら同じようなものです。

良い因果にしたいですよね。では、良い原因を創ることを考えます。

それは、小手先で取って付けたような手練手管で出来ることではないと思います。

 

まず、自らの気持ちを爽やかな状態にすることが先ではないでしょうか?

そのために、心の膿(うみ)を安全に出してから考える・・・。

膿が並々と残っているまま、物事にあたっても辛いものがありますので、その前にステップがあります。

テクニック、手法、ノウハウなどを使う前に、心や気持ちを整えてから、です。

フラットな状態でないと、どんなテクニックを使おうと、カラカラとから回りするばかり、というケースはよく見受けられます。

 

イライラしたり、もどかしくなったりする気持ち・・・。

 

個人的で否定的な感情に囚われているうちは、どんなに巧みな言葉を費やしたとしても、その感情のほうが何倍も伝わってしまうのではないでしょうか?

逆の立場になって、少し想像するだけでも、何か思い当たりませんか?

ご存知のように、非言語コミュニケーションのほうが何倍も伝わる、ということですが、このことについて具体的に知りたい場合は様々な書籍も出ていますし、ここでウンチクに触れることはしません。

本当に「伝わる」とは、”本当に相手のことを想っている“時であり、誠実な姿勢の時だと、私は感じます。

手練手管や口八丁手八丁では、利己的な印象は否めず、所詮、知れていると思うのです。

あがけば足掻くほど逆効果・・・にならないように、時には踏みとどまって欲しいと願います。

 

どうしても囚われがちな時、踏みとどまって考えようと思っても、なかなか難しいときもあるかもしれません。

そうして、否定的な感情を残したまま進もうとしたとします。

そこで、どうにかこうにか、相手が分かってくれたように見えたとしても、そこには、多かれ少なかれ、目に見えない、わだかまりがくすぶっているのではないでしょうか?

くすぶりは、何かのキッカケで地雷になり兼ねないかもしれません。

地雷にまでならなかったとしても、心からワクワクして求めるような楽しいことではないですね。

そこで、地雷なんかないんだ、と目をそむけようとも、あるものは在ります。

目を背けるほどに、月日とともに悪化して、こびりついてしまうかもしれません。

言うまでもないことかもしれませんが、日々の中、自分自身のフィルターには気を付けたいものですね。

 

「ブレークスルーが必要なときだから仕方ない」

 

たしかに、このような時もあるかもしれませんが、だからこそ、肯定的な気持ちで進めたいものです。

そのためには、まず、自らの感情を客観視するプロセスが必要だと思います。

否定的な感情を、残したまま接するよりも、消化して昇華するプロセスです。

そもそも、相手を心では受け入れていないのに進めようとする、のは、結果として押し付けではないか、と思うのです。

それの最たるものが、モラハラではないでしょうか?

その辺りを乱暴に無視して、口八丁手八丁を上手に仕掛けてくる人がおられますが、どんなに巧みにされようと、どことなく感じる不快感やきしみは、くすぶるように残ります。

時には、粘りつくような苦痛を与えてしまっていたとしたら、精神衛生上も良くありません。

たぶん、私は敏感なほうですので、私に仕掛けないでくださいね。

 

被害のない安全地帯で出し切る

 

まず、相手に対する、否定的でネガティブな感情は、相手にぶつける前に、自らのシークレットノートにでも書き出してみる、というのも良いと思います。

ダークサイドでは人は動きません。動いたとしても、気持ちよくありません。

面倒でも、吐き出すことが大事だと思います。

書くことではなかなか難しいという場合は、質の良い傾聴を受けるという方法も有効ですが、それは「本来の傾聴」でないと、変にアドバイスされたり、思考を誘導されたりしたら歪むこともあります。

そもそも、そのようなものは「傾聴」ですらなく、逆に、否定感やストレスを増加させてしまうかもしれません。

弊社が運営している『ほんわか倶楽部』では、それらのことを強く鑑みて、本来の傾聴に、こだわり続ける方針で運営しております。

少し手前味噌なPRが入りましたが、傾聴の目的(本来のポテンシャル)には「抱えているお悩みや辛さの客観視・整理」というものがあります。

 

伝わるまでのレベルになっていない

 

それと、マーケティング的に考えても、伝え方・表現など魅せ方が至っていないということも、よくあります。

伝わるレベルになっていなければ、惹かせるレベルになっていなければ、伝わりません。

その内容自体が、どれほど価値があろうと、そんなことはお構いなしに伝わりません。

まず、このことを改めて、よくよく踏まえていただきたいと思います。

 

から太郎
下手な鉄砲、数撃ちゃ・・・

 

・・・ 当たりませんm(_ _)m

それなら、皆さま、ラクラクですが、今の現実、そう都合良くは問屋がおろしません。

だからといって、巧みな表現方法やデザインを使えば伝わるのか、といえば、それも表面だけをなぞっているようなものですよね。

惹かせる表現の素、徒然に書いているものばかりですが、随時、追加していければと思います。

 

 

仕組みとして昇華させる

 

相手にとっても、社会的にも強く価値がある内容で、かつ、幅も奥行きもあれば、それ自体を仕組みやスキームとして昇華させることで、伝わる度合いはガラッと変わる可能性があります。

全体像からして、社会に求められやすい形にしてしまう取り組みです。

それは一朝一夕ではないことですが、他人様に動いてもらえるだけの価値を感じさせるには、口八丁手八丁だけでは知れたものではないでしょうか?

仕組みやスキームとして、ということは、「ビジネスモデル」として形にしていくということです。

そのための明確な構築方法として、私はビジネスモデル・デザイナー(R)としてのご支援も可能ですが、このご支援は、誰にでも、とは恐縮ながら思っていません。

本当にお相手のことを心から思ってご提供したい、その「なぜ(Why)」の強さ次第で、その内容に共感できた時には・・・と思うところですm(_ _)m

 

・・・綴ってみましたm(_ _)m

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哀しみ 痛みの言葉の糸に触れて

近ければ近いほど

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