「目標管理」はダメ? 

仕事だけでなく、人生を高めていく際にも、頻繁に出て来る「目標」ということに関して書いてみます。

本記事は「目標達成」や「目標管理」の方法については述べていません。

「目標管理」にばかり囚われていてもダメな理由と、では、どのように考えていくか、ということについて綴ってみたものです。

 

「目標は、紙に書けば成功できる!」

「目標とは、” 夢 ” に期日を入れたモノ」

よく、このように言われることがありますし、私も言われた通りにしてきたものです。

・・・ ところで、「目標」、「目標」って言いますけど、それって、なんなのでしょう?

 

何かしら達成したいことがあるなら、それが目標になっていきますね。

そのために期日や数字、具体的な行動を目標に定めていくわけです。

ですが、モノは順番ですから、実は目標の前に管理すべきアイテムがあると思います。

 

「目標」の前に「目的」でしょ?

 

当たり前といえば当たり前なのですが、日々の中で見失わないことが大事です。

  • その戦略の目的は、何か?
  • その戦術の目的は、何か?
  • 何のために、仕事をしているのか?
  • そのタスクの目的は、何か?
  • 集客なら、この広告は何を目的として出すのか?

    電話をしてもらうため? 資料請求をらうため? 電話で成約してもらうため?
  • ゴール設定を、どのように考えているのか?

「目標」の前に、「目的」を明確にして管理していくことが大切ですよね。

「目的」は、いわば「ゴール設定」にもなっていきます。

「目的」を明確にしてこそ、「目標」があります。

「ゴール」に向かっていくために効果的なアクションを考えるのが、「プラン(Plan)」です。

「プラン(Plan)」を進めていく際に「効率」・「効果」という言葉が出てきます。

 

「効率」ばかりに囚われず「効果」を

 

インターネットや様々な技術が発達・普及して、何でも ” 効率的 “ にという考え方が蔓延しているようにも感じます。

最近ですと、「AIに傾聴をさせる」というものまで見かけたことがあります。

その目的は「孤独な高齢者の方の受け皿を増やす」だったかもしれません。

この「目的」自体は、とても必要で不可欠なことです。

ただ、「目的」がどのように明確化されていたのか存じませんが、「目標」がAIを創って普及させることになったようですね。

 

AIでも傾聴の、極々 ・・・ ほんの触りのマネごとぐらいは出来るかもしれません。

聴いたことをオウム返ししたり、いくつかのパターンで返事したり・・・。

それこそ、オウム、九官鳥みたいなものですか?

まだ、生きている鳥のほうが魂がありますね。

でも、それって「傾聴」って言えるのでしょうか?

 

本当に痛みを抱えている方に向けては、AIでは役に立たないどころか、まるで小馬鹿にしたかのような話に、私は思えてしまいます。

人財を要さず ” 効率的 “ ではあるでしょう。

AIさえ作ってしまえたら、楽々かもしれません。

ですが、どこまで” 効果的 ” と言えるでしょうか?

「仏つくって魂入れず」、AIは仏像というほどのものでもないでしょうから、なんでしょうね。

科学技術によって進化した、動いて話す人形じゃないんですか?

AIの中に、人としての魂ありますか?

開発者の方は魂を込めて創られていたとしましても、AI自体に魂はありますでしょうか?

本来の傾聴は、魂のある人間にしかできないのは言うまでもありません。

 

現実のこととして考えますと・・・

「おじいちゃん、一人暮らしだけど、AIの○○君とお話してるから寂しくないよねぇ~?」

もし、こうなったとしたら・・・ピュ~と寒い風が吹き抜けるのを感じるのは、私だけでしょうか?

 

傾聴に限らず、新規顧客の獲得や新しい事業の立ち上げなどをおこなう際にも、最初に効率を考えてしまうと本末転倒ではないでしょうか?

効率を考えるのは事業が本当に上手く廻りだしてからのことで、スタートアップの段階で求めすぎると目的を見失いがちにならないでしょうか?

例えば、「この決済システムを導入すると、ご予約カレンダーとも連動して、申し込みから入金までの管理が、とても楽に効率的になる」サービスがあったとします。

一見、とても便利で良さそうに見えます。人的な労力も簡略化されますね。

ところが、肝心なクライアント様への対応で、細やかにご要望を聴く人的なステップ(コンシェルジュ)が、それで省略されてしまうとしたら、どうでしょうか?

実施しているサービスによっては、クライアント様の満足に対する効果は下がってしまうわけです。

 

このように考えますと、まず、効果を中心に据えて行動することが肝要だと思うのです。

効果の積み重ねが売上になり、その先に効率化があります。

先にあるべきは” 効果的な行動 ” であり、” 効率的な行動 ” ではないと、私は思います。

「効率化のための非効率」にならないように・・・。

 

目的の達成のために時間を使う

 

『7つの習慣』で述べられている『時間管理のマトリクス』をご存じの方は、多いかと思います。 (詳しくは、以下の外部リンク先などをご覧ください)

もっとも重要なのは『第 II 領域』と言われております。

忙しくなっているときほど、忘れないようにしたいですね^^

【朝礼ネタ】時間管理のマトリックスとは?

緊急度ではなく重要度を優先する

私は起業して、しばらくしてから習ったことのような気がしますが、今でもパソコンデスクの近くに貼っています。

 

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